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菊芋の無農薬・無化学肥料栽培について

2019/06/08
 
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KONA-KEN
心と身体に優しい健康生活を目指し独立開業しました。健康野菜、もち麦などを無農薬栽培で挑戦中。「医食同源」「美食同源」という考え方を基本に、健康茶、健康食品の開発もしながら毎日を楽しんでいます。遅くにできた子供たちのために、頑張っていますので応援よろしくお願いします。

菊芋の無農薬・無化学肥料栽培

菊芋/キクイモは、健康のための野菜ですから無農薬・無化学肥料で栽培しました。
さらに、動物由来の肥料も使わず、善玉菌優勢の健全な土壌作りにこだわりました。

菊芋は、連作(同じ場所で翌年も栽培)すると大きく育たないと言われます。
つまり、土壌の栄養分をほとんど吸収してしまうのです。

健全な土壌作りこそが菊芋の品質に重要だということなんですね。

掘りたて菊芋

菊芋とは

名称:菊芋/キクイモ
学名:Helianthus tuberosus
分類:キク科 ヒマワリ属
原産国:北アメリカ北部~北東部

菊芋は、キク科ヒマワリ属の多年草です。
北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布しています。
別名は、ブタイモ、アメリカイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブールと様々です。

近年、ヨーロッパでは、様々な研究が進み非常に栄養価が高いことが分かり、健康食品としての活用が進んだことから、日本でもようやく話題になってきたのです。

菊芋に含まれる糖質にはデンプンは無く、イヌリンという多糖体の一種を大変豊富に含んでいます。
この自然界のインスリンと言われるイヌリンは、栄養学的には水溶性食物繊維とされ、植物による貯蔵栄養素のデンプンとは異なり、私たちの消化器では分解不能で大腸の腸内細菌によってはじめて代謝されることから、「糖活」のみならずプレバイオティクスとしても注目され「腸活」でも期待されているのです。

菊芋の主成分(栄養成分の約60%)ともいえるこのイヌリンこそが、話題を集めていると言っても過言ではありません。
菊芋は、世界一、イヌリンを多く含む植物なのです。

さらに、
ビタミン類:ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE
ミネラル類:カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ナトリウム他
葉酸、ポリフェノール、セレン、必須アミノ酸などを含み、しかも低カロリーと大変うれしいスーパーベジタブルなのです。

は、アピオス(ほどいも)、ヤーコンに並び世界三大健康野菜として有名になりました。
栽培から食生活まで楽しみたいものです。

菊芋の味

「菊芋はまずい」と言われる方が時々見えますが、たぶん収穫時期と土壌が関係すると思います。

菊芋は、冬の寒さが厳しくなり始めたころから急成長をします。
そして、最も寒い次期には、越冬して春の発芽のための栄養を凝縮させます。
ですから、1~2月に掘り起こした菊芋は、大きくて味もほんのり甘いような(味の薄いナシ)さわやかな味わいです。(中間地の場合)

また、土壌中に未発酵成分や腐敗物が多くない限り、いやなクセの強い味にはなりません。
春の定植前の土壌作りは大切ですね。

栽培に適した気候

夏は暑く冬は寒い、寒暖差のある地域が良質な菊芋の栽培に適しています。
夏は地上部の光合成で成長し、冬は種族保存のために土から栄養を蓄え大きく膨らむのです。

冬は寒い北アメリカ北部生まれだからなんですね。

紫フランス菊芋

北米生まれでヨーロッパ育ちの希少な紫菊芋の種を入手しました。
今年(2019年)からチャレンジです。

紫菊芋は、フランス産のアルティショやトピナンブールというものでイヌリンや食物繊維が白菊芋よりも多いと紹介されています。

生で食べた感じでは、少しだけ歯ごたえが強いほかは大きな違いはありませんでした。

紫菊芋の栽培については、今後このブログで時期を追って紹介していきます。

紫菊芋

菊芋の種イモ

菊芋の種イモ

種イモは、小ぶりなものを選びます。

大きくて立派な種イモを植えた方が収量も増えるのではと思いますよね。
でも、意外とそうではないことがわかりました。

大きな塊を植えるとたくさん芽が出て地上部も混雑して、地下部では栄養不足になってしまうのでしょうか。
正確なことはわかりませんが10年近い経験からして、小さな種イモ(2~3cm)でも土壌がしっかり肥えていれば1粒の種から2kg以上が実ります。

種イモ

下の写真のような塊を種として使う場合、球形のとがった部分から芽が出るので切り刻んで8個以上の種が作れそうです。

以前、収穫した菊芋を漬物にするために汚い部分を包丁で切り落として捨てておいたものから発芽したこともありました。
わずか1cmほどのかけらからです。
それを植えても収穫できたのです。

おそるべし菊芋の生命力です。
やはり収量と品質は、地力次第ですね。

分割して種イモに

我が家では、1~2月の収穫の時にいったん全て掘り起こして、種イモ用(小粒)、出荷用、自家用と分けて
土をかぶせておきます。菊芋は寒さには強いので発芽まで良い状態を保てます。

畑の土壌作りと定植

2月にすべて掘り起こしたら、畑のすみっこで土をかぶせて保存し、圃場は4月の植付の準備です。

酸性土壌を中性に近づけるために、もみ殻燻炭(自家製)を、善玉菌を増やし豊かな土壌にするために
発酵もみ殻ぼかしと竹パウダーを入れて耕しました。
さらに、米ぬかが入手できたので、生のまま全体にまき1カ月ほど放置しました。

4月に入り、いよいよ畝建てです。
収穫しやすいように、高さ20cm幅60cmの大きめの畝を作ります。
植える間隔は60cmほどで、軽く埋まる程度に土をかぶせます。

雑草対策

特に、雑草対策はしませんが初期の雑草の発芽を抑えるためにもみ殻マルチをします。
菊芋の方が優勢に育てば雑草は育ちにくくなるからです。
発芽して上の写真ぐらいの時にもみ殻を周りにマルチングしてやれば雑草は多少減らせるでしょう。
また、最近の夏の異常気象による高温と干ばつで白絹病というものが発生します。
原因は定かではありませんが根元から腐り地下部もできないという病気です。
もみ殻が異常高温と干ばつによる乾燥を抑え、病気の予防になればと期待しています。
その結果は、時期が来たら公開します。

台風対策

菊芋は、背丈が2~3mにもなります。
ですから地上部が重くなり自重で倒れたり、強風で倒れてしまうことが良くあります。
その時に、根元に損傷があると寒くなるにつれて大きくなるはずの菊芋が育たないということもあるようです。

対策としては、背丈が2mほどになったころに茎を半分(1m)に切ってやります。
そうすると、風への抵抗性が増すだけでなく、残った茎から小枝が増えて葉っぱもかなり増えることになります。
つまり光合成の効率はアップしてしまうのです。一石二鳥ですね。

菊芋の花

この写真は、あまりよくない例で菊芋も雑草も伸ばしっぱなしの例です。
掘っても何も出てこないということが何ヵ所かありました。

冬には枯れてしまう菊芋と草たち

それでも、できているところは見事な出来です。
鍬でそっと土をどかしただけでこのような状態でした。
わずか2cmの小さな種イモが2kg以上になったのです。

子供たちも寒さを忘れて大喜びでした。

一株で2kg以上

収穫と保存

収穫は、12月から順次いますが、2月中旬にはすべて掘り起こします。
これは、次年度の土壌作りのためです。

数隠したものは前述しましたが種イモ、出荷用、自宅用とわけて土をかぶせておきます。

栽培作業は、土作り、畝建て、茎を1mにカット、収穫だけですから忙しい方でも簡単ですね。

美味しい菊芋

豊かな土壌で育った菊芋は、クセも少なく大変美味しいです。

洗って刻んでポン酢か醤油、マヨネーズでも。
簡単な健康レシピで楽しみましょう。

菊芋の駆除

栽培を辞める時に1つ問題があります。
それは、キレイに掘りつくしても微かな残骸からでも発芽する菊芋です。
圃場から菊芋を絶やしたいときは6月頃まで待ち、すべての発芽が終わったころに刈り取ってやるか
耕してやると完全に駆除できます。

数年に一度、連作障害対策をするときはこれをやってみてください。

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